新入社員の雇用保険被保険者番号が分からないときに調べる方法

新しく社員を雇用したとき、社会保険や雇用保険の手続きが必要なケースは多いと思います。

雇用保険に加入する場合は雇用保険被保険者番号が必要になるのですが、その社員が雇用保険被保険者番号を知らないことがあります。

これまでは雇用保険被保険者番号を調べるのが意外と大変だったのですが、今回新しくマイナポータルで確認する方法が増えましたので紹介いたします。

雇用保険被保険者番号が記載されている書類

雇用保険被保険者番号を知るために一番簡単な方法が、雇用保険被保険者番号の記載されている書類を確認する方法です。

この2つの書類に雇用保険被保険者番号が記載されており、新入社員にこれらの書類を確認するよう案内する会社も多いです。

雇用保険被保険者証の再発行は可能ですが、そもそも再発行に雇用保険被保険者番号が必要になります（笑）

なお離職票は本人が希望しない場合は発行しない会社もあります。その場合は離職票の代わりに雇用保険喪失確認通知書が発行されるので、その通知書に雇用保険被保険者番号が記載されています。

これらの書類が手元にあれば簡単なのですが、離職期間が長いとこれらの書類を紛失してしまう場合があります。

その場合、雇用保険被保険者番号を調べる方法としてはこれまで大きく２つでした。

離職票や雇用保険被保険者証は、一般的に退職のタイミングで受け取ります。

しかし、そもそも以前の会社がこれらの書類を渡し忘れてしまう場合があります。

また、以前の会社が雇用保険の手続き書類の控えを保管してあれば、そこから確認することも可能です。

雇用保険被保険者番号がわからない場合、まずは以前の会社に問い合わせてみましょう。

以前の会社に確認しても雇用保険被保険者番号が分からない場合や、色々な事情があって以前の会社に問い合わせられない場合は、ハローワークに問い合わせましょう。

などが分かれば、ハローワークで雇用保険被保険者番号を調べられる可能性が高いです。

これまでは上記２つの方法で雇用保険被保険者番号を調べていましたが、マイナンバーカードの普及で、新しくマイナポータルで確認することができるようになりました。

マイナポータルは個人の様々な情報を確認したり、手続きをしたりできるポータルサイトです。

マイナンバーカードがあればログインできます。

そんなマイナポータルで確認できる情報の１つに、雇用保険の手続き履歴があります。

以前の会社で雇用保険に加入していたのであれば、離職した際に雇用保険の資格喪失手続きがされているはずです。

そして、その資格喪失手続きの履歴情報のなかに雇用保険被保険者番号の情報があります。

つまり、

マイナポータルで雇用保険の手続き履歴を確認することで、雇用保険被保険者番号も確認できる

ということです。

もし社員がマイナンバーカードを持っているようであれば、マイナポータルから確認してもらうことで一番早く雇用保険被保険者番号を知ることができます。

以上、今回は新入社員の雇用保険被保険者番号が分からないときに調べる方法をまとめました。

これまでは

の二択でしたが、これからはマイナポータルで確認してもらうのが一番早く雇用保険被保険者番号を知る方法になりそうです。

賛否あるマイナンバーカードですが、気付かないところで色々と便利になってるのは間違いないですね。